さかだちして磯を往く

寄せては返す波のなかで

ソードアート・オンラインII、月刊少女 野崎くん、グラスリップ、東京喰種

アニメであれば、1話10-15分程度を理想にしたい。

ここで見せるのはあくまで「編集された姿」である。

メモを垂れ流すのではなくアウトプットできる形に。具体的には、鑑賞しながらも構造化と言語化を意識していきたい。

 

今回は通して見てから通して書いてるので若干後悔。


ソードアート・オンラインII
(1話「銃の世界」)
SAO1で満足してからの続き。アスナとキリトの東京のデートスポットでラブラブ展開を中心にして、事件の後の平和を中心に描きながらもデスガンの存在と新たな事件の幕開けを織り交ぜてある。
キリト「東京の中で切り取られた異質な地である皇居」、皇居内の監視カメラのアップは今後への伏線になるのか?
キリトは、現実世界とMMOの差は感覚でしかないと言う。確かに、向こうでの感覚を現実の脳に電気刺激を与えることで現実で感じるのであればそこに壁はない。そのとき自分はどこにあるのだろう。電気刺激を受けて繋ぎ変わってきたシナプスの集積を読み取って別の場所に再現すればそれは自分なのか?


2話「氷の狙撃手」
唐突だった1話の最後のシーンを中心に構成。シノンはモンスター狩り集団を狩る集団で活躍。
「ログアウトしてしまおう」というリーダーに対してシノンは「ゲームの世界でくらい銃口に向かって死ね」と言い放つ。
EDで過去と今とゲームのシノンを描くことからも過去に「足がすくんで恐怖に立ち向かえなかった」何かが描かれるのか。
そんな台詞やしばしば見られる銃の引き金を宙で引く姿。
敵の用心棒に勝利して現実に帰還した彼女はただ一言。もっと強くならなくちゃ。
ベッドの上で引き金に指をかけてもそれを引くことができない。

GGOのキリトさんは女の子にしか見えない…
シノンとキリトが交錯する展開が今のところ見えないだけに期待



・東京喰種
2話「孵化」
1話の終わりでダイナミックにあーんされて人を食べたカネキは、「あの日から人生が一変した・最低だ」と董花に叫ぶ。それを聞いた彼女は「私の人生はどうなるのか」と(半分以上自分に向けてだろうが)問いかけていた。
先輩に殺されかけた親友ヒデを守るため(本当にそうか?エサを守り自分が食べるために先輩を殺したのか友達を助けたのか分からない。)にグールになったカネキは董花に止められる。先輩が居た時には友達・人間を主張していたのに、変身したあとには董花に力ずくで止められるまで心のリゼの声に唆され食欲に勝てずヒデを食べようとする。
目的と争った理由、心理描写は少ない。先輩にはカネキを殺す理由もないし、1話で自分の狩場を年下である董花に追いやられた恨みを晴らすためか?
彼が喫茶あんてぃーくで目覚めたときには人を食べたあとであり、人間としてもグールとしても生きていけない自分を嘆く。マスターからどちらとしても生きていくという選択肢を提示される。
ヒデがそれを部分的にでも聞いていたかもしれない描写あり。

OPの映像が非常にかっこいい。



・グラスリップ

1話「花火」
周囲からよくわからんと話題沸騰中。
男2女3の仲良しグループと謎の転校生。
謎を演出したいのか一言一言が含みを持たせた(持たせ過ぎた)言い方になってる。
リボンの長身とクールなイケメン、物静かな眼鏡の子とチャライ感じのがペアなのか?
祭で透子が屋台の眼鏡をかけて花火を見た時に、視界がぼやけながら「君か…」みたいな台詞があったけどいまいち印象に残っていない。
最後の喫茶店での転校生「君と同じものを見た」の辺りもよくわからん。

ニワトリのスケッチしてたら転校生がニワトリの幸せ(外敵の危険)、透子の価値観について話してきた。その場面からニワトリを家に連れ帰る場面への転換が妙に急だった。
この手の場面転換(切り替えの部分を後から視聴者に気付かせる)って難しい。

脈絡を残しながら「次はこうなるのかな」って予想に沿わせて冗長な部分をカットする。意表を突いた急な展開を表すためにも使えるのかもしれない。
もしかして(大きく解釈すれば)これからの進路に悩むわたしたち、その価値観は個人によって異なるんだみたいなテーマがある可能性が微レ存。まあでも年齢層と男女6人グループならありえそう。

 

(少なくともアニメでは)リュックサックの前部分を留めると割とダサく見える。
リボンの長身の女の子の声、聞いたことないタイプで違和感あり。(けっこう好き)



・月刊少女 野崎くん

1話「創刊号 その恋は、少女漫画化されてゆく。」
4輪2人乗り自転車で帰る件は予想外の展開で面白かった。
最初と最後で、主人公佐倉が自分の恋心を意識する少女漫画のような展開→ラブコメのオチとなっていたけどこの先どう扱っていくのか?
OPを見る限りイケメン男子3人くらいと普通な男子1人、女子1人が加わってギャグ中心で進めるのかな。
OPと猫を抱えるシーンでフラッシュバックしてきた、「入学式で野崎くんが佐倉を抱えるシーン」は伏線なのか。階段で転んだところ、とか。

場面転換のときに入る静物がリアル


初回というのもあってか予想以上に時間がかかってしまった。

まさか1時間もかかるとは。

 

内容をコンパクトにまとめられるように、ポイントは構造化(話と場面のつながり・構成を見抜く力)と言語化(出来事を端的に表現する力)か。

レビューでもなくメモでもない、目指す見聞録という形になるまでにはもうしばらくかかるだろうか。